栗橋 水塚 石垣
2013年 07月 13日
茨城、埼玉にいることが多い最近。やはり内陸は気温の上昇も激しいようで、たまに都内に出ると涼しく感じます。
さて、サルこと2週間、日本工業大学の波多野学長が建築学科の学生さんたちをつれて栗橋の方に来てくれました。暑い中でしたが一緒に町の中を歩いていただきました。
歴史的な建築と町並みの保存・修復・復原などが専門の波多野学長ですが、10年位前に栗橋に当時残っていた旧街道沿いの家屋、土蔵などの調査をしたそうです。その当時実測などした学生さんも今は助手となっていて、今回も同行してくださいましたが、調査した家屋も半数以上が建て替えか取り壊されているようです。現在はさらに、堤防工事の影響で急ピッチで取り壊し、建て替えが進んでいます。
かつて水塚の建っていた場所。水害から家財を守るために土地を高くした上に建てられた蔵ですが、今は石垣だけが残っています。
角石は稜線を強調した加工がしてあります。金沢城や青葉城の石垣に使われているのと同じ、江戸切という加工方法だそうです。
あまり歴史は得意でありませんが・・(笑)、少し知るだけでも何気ない景色が生き生きと語りかけてくるようです。石垣だけでも何らかの形で残していきたいものです!
波多野学長、お忙しい中どうもありがとうございました。
by atelier-tsubaki | 2013-07-13 22:56 | 栗橋宿を元気にする会