加賀藩武家屋敷野村家│北陸建築旅
2014年 04月 20日
古い建物を活用して情緒ある町並みを再現し、観光化に成功している金沢市。
伝統的な町並みとしては、ひがし茶屋街など有名ですが、今回は今まで訪れたことのない地域に行こう、ということでやってきました。
内部が公開されているのは、武家屋敷跡野村家。
前田家の直臣、野村伝兵衛信貞家は禄高千石から千二百石と累進して、代々各奉行職を歴任した、由緒深い家柄である。案内パンフより転記
こちらの武家屋敷ですが、入口から想像した以上規模が大きく、構成も入り組んでいます。
相当に財をつぎ込んで普請したらしい建物は、各所に贅沢な材や細工を配し、
武家の中でも相当な財力を持っていた様子。
襖絵は狩野派の作。庭園は遠州好みの『真の庭』の代表的なものとして高く評価されているそうです。
時代劇に出てくる江戸の下級武士とは全く格が違う・・!
北前船船主の豪邸の一部だったそうで、使われているのは黒檀、紫檀、総檜づくりです。
参考までに配置図を。
今回の記事は右下玄関から入り、矩手に曲がっている濡れ縁まででした。
野村家 茶室編へ続きます。
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by atelier-tsubaki | 2014-04-20 16:38 | 建物探索