軽井沢聖パウロカトリック教会│レーモンドの教会建築 その3

聖パウロカトリック教会、1935年竣工。軽井沢の観光マップにも載っている、レーモンドの教会建築の中でも一番有名な建物です。
b0274159_117355.jpg


軽井沢聖パウロカトリック教会
http://www.karuizawa-stpaul.org/

以下Wikipediaより
堀辰雄の小説「木の十字架」にも登場し、「聖パウロ教会で結婚すると多くの人たちから祝福される」との言葉を残している。また、「風立ちぬ」(堀辰雄)、「掌の小説」(川端康成)にも登場し、多くの文豪たちもひきつけられた事を物語っている。ここで結婚式をあげるカップルも多く、西郷輝彦と辺見マリ、林隆三と青木一子、林正和と森山加代子、吉田拓郎らもここで挙式した。

吉田拓郎・・・。ちょっと意外でした。


コンクリート打ち放しの躯体の上に、木造の三角屋根が載っています。
b0274159_9394861.jpg



屋根の上の十字架とマリア像。素朴なデザインですが、レーモンドの故郷チェコのお隣り、スロバキア地方の伝統なデザインを取り入れているそうです。
b0274159_937488.jpg



私が訪れた時も結婚式のため貸切でしたが、終わった後に中を見せていただきました。

内部です。教会堂は丸太で作られた山小屋風の空間。暖かい雰囲気が漂っています。ちいさな十字架がかけられています。
b0274159_934045.jpg



屋根を支えるトラス。荷重が素直に流れていくような、すっきりとした構成です。この丸太を使った小屋組みはレーモンド設計の他の住宅や事務所でも見られますが、まだもののない時代に、最小限の材料で作ろうと考案された架構だそうです。構造がそのまま内部の意匠にもなっています。
b0274159_9344939.jpg



背面にはやはり木製のパイプオルガン。よく似合います。
b0274159_9355448.jpg



右手の切り欠きのパターンが楽しい丸い壁は階段室。聖アンセルモ目黒教会と一緒ですが、こちらの方が20年も前に建設されたのですね。
b0274159_10431911.jpg



入口に設置してあるパウロ像。レーモンドの奥様のノエミさん作だそうです。
b0274159_1126050.jpg



関連記事
A.レーモンド設計 聖十字教会を訪ねる
聖アンセルモ目黒教会│レーモンドの教会建築 その2


[PR]

by atelier-tsubaki | 2012-11-10 11:32 | 建物探索

『マッピー』用ボーダー

<< クロスクラブコンサート│2012秋 炉のお稽古│茶道の灰について >>