木曽ヒノキの見学│神宮備林にて

9月のことになりますが、岐阜県南東部にある加子母(かしも)村で、神宮備林を見学させていただきました。

神宮備林(じんぐうびりん) Wikipediaより
かつて、帝室林野局(現宮内庁、林野庁)が、伊勢神宮の式年遷宮用のヒノキを確保、育成を目的とした林、および指定された地域である。現在の長野県木曽郡と岐阜県中津川市の阿寺山地にある。
伊勢神宮の神宮林の備え(予備)という事から名づけられたという。
現在は神宮備林という名ではなく、国有林の一部の扱いである。しかし、旧神宮備林、神宮備林、旧御料林、御料林などの名称で呼ばれている。

伊勢神宮を20年ごとに建て替える、式年遷宮のために、大事に育てられているヒノキの森です。林業家が丁寧に世話をしているのかと思っていたら、備林はほぼ自然林だということです。人の手は極力入れず、厳しい条件の中で時間をかけて成長した木は目が詰まった、丈夫なものになるとか。

ちなみに、おもに木材の生産目的で育てられている人口林は、下草刈り、間伐、枝打ち等、いろいろ人の手が入り木の成長を助けます。人工林で育てられた木は比較的成長が速い針葉樹で、建築資材等に利用されます。


岐阜には加子母にある中島工務店さんのコーディネートのもと、関東から建築関係者40名くらいが訪れたました。木の家の設計、施工に携わる人や林業関係者なども参加しており、日本の山についての報道の真偽なども話題となりました。日本の山は荒廃している、とよく耳にすることですが、人により受け取り方は違うようです。

確かなことは、戦後植林された木の多くが収穫期を迎えても使われるあてがなく、ほおっておかれているということ。原木の価格が下がりすぎて、林業を継ぐ人がいなくなっていることです。

中島工務店さんには2日間の滞在中大変お世話になり、この写真も後からお手紙と一緒に送っていただきました。
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林道を結構奥まで登ったのですが、森の空気が気持ちよかったです。

材木について、HPの方にも書いています。
日本の木を使うメリット
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by atelier-tsubaki | 2012-11-14 23:41 | 建物の性能・エコ・環境

『マッピー』用ボーダー

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