健康生成論の続き│Bau会議 in 軽井沢 その3

昨日の続きです。

浦尾先生の講義で、ストレスを乗り越えられると成長が、乗り越えられないと慢性のストレスや破綻(=病気、死)が起こる、というお話がありました。

昨日リンクを貼ったサイトにもその点について、具体的な記述がありました。

Health Literacy 健康を決める力 http://www.healthliteracy.jp/
以下引用です。
一連のストレス対処の過程を経て、ストレッサーに対抗できないような状態に陥ってしまうと、体の中に変化が起こります。また、行動的にも変化が起こります。

体の中の変化については、たとえばホルモンのバランスが崩れたり、免疫力が低下したり、体を調節している自律神経系という神経系が不調をきたすことが言われています。また、行動面では、過度の飲酒や喫煙、過食など、体に良くない行動を起こすことによって、より病気にかかりやすくなると言われています。


講義にも出てきましたが、「ストレス対処を押し進めていく力」として首尾一貫感覚(sense of coherence)を挙げています。


ストレスを乗り越えるには自分の力だけではなくて周りにあるモノやヒトが不可欠です。自分の力だけではなく、こうした周りにあるモノやヒトやそれをうまく使いこなしてうまくストレスを乗り越えることができる総合的な力が首尾一貫感覚です。

首尾一貫感覚とは、生きている世界が首尾一貫している、筋道が通っている、わけがわかる、腑に落ちるという感覚です。
3つの感覚より成り立つとされています。第一に、自分が置かれている、あるいは置かれるだろう状況がある程度予測でき、または理解できる感覚、 第二に、周囲の様々な様々な資源をうまく使いこなして問題に対処できる感覚、第三に、日々の営みにやりがいや生きる意味を見いだせる感覚です。

この首尾一貫感覚は、自分の内面の感覚だけでなく、周りの環境(ヒトやモノなど)も一体化させたうえでの感覚であることが特徴で、この感覚が強いことによって、ストレスにうまく対処できることと言われています。


ちょっと難しい言い回しですね。でも3つの感覚は良く理解できます。やりがいが感じられない場合や、予測できないような理不尽な状況に置かれると、すごくストレス感じます。このような時、自分の力だけでなく、周りにある人やモノ、情報に頼りながら、ストレスを乗り越えていたんですね。


このストレス対処に役立つモノや情報あるいは人、「対処資源」と呼ぶそうですが例が挙げられていました。

対処資源には様々なものがあって、遺伝や免疫などといった生物学的なものに始まり、カネ、体力、住居、衣類、食事、権力、地位、サービスの利用可能性、あるいは、知識や知性、知力を挙げています。さらに、人間関係もまた資源になるとしていて、社会参加・地域参加といった社会や地域とのかかわりや、友人知人家族などからのサポートも有力な資源になります。さらには、宗教やイデオロギーや哲学もまた、対処資源になりうるものです。


建築の分野から考えると、昨日書いたような生活のしやすさに加え、家族や友人からのサポートが受けやすいこと、社会や地域社会とのかかわり合いなども大きなテーマとなります。
[PR]

by atelier-tsubaki | 2012-12-07 12:54 | バウビオロギー

『マッピー』用ボーダー

<< バウビオロギー基調講演│Bau... 健康になる要因を探る 健康生成... >>