バウビオロギー基調講演│Bau会議 in 軽井沢 その4

今回のセミナーのために、ドイツから来てくださったヴィンフリート・シュナイダーさんは、バウビオロギーの生みの親、アントン・シュナイダー博士のご子息です。ドイツ南部、ローゼンハイムに設計事務所を構え、設計活動と並行して、IBNにおける公開・出版事業、教育活動、コンサルタント活動を行っているそうです。


バウビオロギー基調講演として、建築するうえの注意点やエコ技術の取り入れ方など、実際の設計事例を交えての説明がありました。昨年の軽井沢のセミナーにはやはりドイツから、ヴォルフ-ディーター・ブランクさんというバウビオロギー建築家が来てくれたのですが、ブランクさんは日本でいう風水のような、エネルギーの流れに設計の重点を置いており、建物も曲面の多い有機的な形状でした。今回シュナイダーさんの設計事例は装飾の少ないシンプルな形をとっており、どちらかといえば整然とした印象。


バウビオロギー建築は25の指針のように、とるべき立場、考え方の基本姿勢は共通しているのですが、その解釈はあくまで本人の自由な判断にゆだねられています。設計者やお施主さん、敷地の要件で変わってくるので、これがバウビオロギー建築、という決まりはないそうです。


特に敷地との調和を重視するので、日本には日本ならではのバウビオロギー建築が求められます。決してドイツの考えをそのまま取り入れた、輸入住宅のようにはならないのですね。(北ヨーロッパと日本の大きな違いは日照時間の差。日照が圧倒的に少ない北ヨーロッパでは窓は小さく、熱損失を抑えるのが基本だが、日照の大きな日本では冬場でも太陽光を取り入れて部屋を温めた方が効率が良い、とは新住協でも言ってましたね~)


25の指針は自然磁場とか地上的放射線とか、日本ではあまり気にしていない項目もいくつかありますが、おおまかには健康・省エネ・デザインが両立したホリスティックな建物を目指します。地域の自然環境に適するという意味では、ローテクな日本の民家から学んだりすることも大事な要素ですし、いろいろ考えることが多いです・・。



シュナイダーさんの講演より、一つ豆知識。は磁場が強い場所が好きな動物なので、猫が好んで寝るところは人には有害。だから、その場所に寝るのはよしたほうがいいらいのです。神社の境内に猫が集まったりするのも、関係ありそう。犬はいいらしいんですがちょっと不気味な話ですね。。



さてさて、他の出席者の方々からも実務的なことなどもちゃっかり教わったりと、楽しい3日間でした。以上Bau会議の感想といたします。
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by atelier-tsubaki | 2012-12-11 01:21 | バウビオロギー

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