田園の数奇屋建築│遠山記念館 その2

遠山記念館の続き、本館編。お茶室編はこちら


本館は数奇屋造り部分と、民家を感じさせる茅葺屋根や小屋組みが見られる部分とが合わさった珍しい建物。これは昔住んでいた家の面影を母のために再現したいという、建て主である日興證券創立者の遠山元一氏の希望によるものだそうです。玄関も数奇屋風ではなく茅葺屋根。
外観写真は遠山記念館HPご覧下さい。
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立派な座敷が連なりますが、日常の生活の場としては囲炉裏端が落ち着くという感じもあったのかも。
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両方が無理なくつながっているのは棟梁の卓越した技術とセンスによるものが大きいと思われます。周囲の田園風景に茅葺屋根が良く似合います。


和風建築だけに、天井にもかなりのこだわりが。この廊下の天井板は柾目、板目を交互に使っていました。細い棹縁がシャキッとして美しい。材の一つ一つの緻密な加工とバランスが空間全体を洗練されたものにしています。
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こちらにも錆の出た壁がありました。お茶室になっています。
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数奇屋ならではの遊び心でへんな唐紙も。

象形動物たち。
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まんじゅう菊・・・
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今回の見学会は建築の実務者のための講座、家づくり学校の課外授業でした。石切り場を見学したり、このように普段入れないような所に見学に行ったり、と設計の幅を拡げるために充実した講義内容で今年は最終学年の4年生、また1年間勉強するのが楽しみでもあります。

NPO法人 家づくりの会  http://npo-iezukurinokai.jp/about/gakkou/
ただいま新入生募集中、です。
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by atelier-tsubaki | 2013-04-09 21:11 | 建物探索

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