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加賀藩武家屋敷野村家 茶室編│北陸建築旅

加賀藩武家屋敷野村家 茶室編です。

前回の記事 加賀藩武家屋敷野村家│北陸建築旅 の続きになります。



濡れ縁を通って一旦外にでると、先ほどまでの『真』の雰囲気がガラッと変わって『草』のやんわりした感じになります。



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階段を上っていくと、その先にも坪庭が。そしてまた灯籠が。

灯籠なくして庭はなし、とでも言うべきか、ともかく灯籠三昧です(笑)。


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各所に配された庭、表側の庭園と比べると本当に小規模なのですが、詫びた感じのしつらいにほっとするような・・。

お茶室へのアプローチの演出、心憎いです。




入口の引き戸は網代と障子の組み合わせた建具。他であまり見ない意匠ですね。

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こちらは控えの間。踏み込み床があり、竹を刺し違えたような落とし掛けが印象的です。

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雪見障子も書院の方と比べるとずいぶん枠が細い。

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天井は真菰、垂木は煤竹です。

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4畳半茶室、壁床の小間。

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壁ちりの小さい、柔らかい空間ですが、紙の白さがきりっと引き立ちます。

細い壁見切りがまわっており全体的にモダンな印象です。


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天井がすごいことになってました。桐の板に神代杉を重ねた、レイヤードスタイルです。

押縁の松はまっすぐに育てるのが大変なものをあえて使う、とは前日の成巽閣の茶室見学で教わったばかりの知識です。

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垂木は皮を剥いた小丸太(北山丸太?)と皮付きの丸太を交互につかう凝りよう。


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庭の全景が見渡せる明るい茶室は、求道的な茶道というより、むしろ社交の場としての意味合いが強かったのかも。

乙な材料に囲まれた楽しくなるお茶室でした。



こんなさりげない壁床、こじんまりしてちょっといいな、と思います。

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by atelier-tsubaki | 2014-04-20 16:39 | 建物探索

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