入母屋屋根 葺き替え
2014年 07月 24日
薄い板を下から重ねてゆき、上から押し縁でおさえます。
外壁も一等材、という節のある材料にしていますが、
正面部分は大工さんが赤みの強い、良い材料を選んでくださっているので
綺麗な板です。
だんだんと『木の家』らしくなってきました!
入母屋、という屋根ですが複雑で手間がかかるので
最近の新築ではあまり見ない葺き方です。
屋根の反らし方や大きさによって風格を与えたり、軽妙な印象を与えたりと
素敵な『和』のデザインです。
それだけに、設計的にもバランスの難しいものです。
この部分は傷みが激しかったので
構造の梁や痛みのなかった主要部だけ残して葺き替えです。
もともとの外観。正面の入母屋屋根が変化を与えていて、軽快な感じがしますね
by atelier-tsubaki | 2014-07-24 11:12 | +暮らしを繋ぐ 古民家と木の家