窓の断熱 『障子』『プチプチ』は効果あり?

関東では朝から雪が本降りで、天気予報通りとはいえ予報が本当になりびっくりしました。

気温も急激にさがり、今まで無暖房でしのいできた自宅の仕事スペースも今日はこの冬初めてエアコンを入れてみたり、と本格的な冬がやってきたことを感じる一日でした。

さてさて、室内に暖房をいれるようになると、窓の結露や、窓際のスースーした感じが気になってきます。結露するのも、窓際が寒いのも窓の断熱性能が低いからなのですが、実際に室内からどのくらいの熱が窓(やドア)から逃げているでしょうか。国土交通省の住宅省エネルギーに関するデータによると、実に48%もの熱が開口部から逃げている、とあります。外壁からは19%ですので、窓や外部に面するドアの面積は壁に比べれば少ないのに、熱が逃げていく割合がとても大きいことがわかります。

今日は寒くなって室内と外気温の差が大きくなったので、窓面の温度がどれくらい下がっているかを測定してみました。

我が家は5年前に新築した住宅ですが、ぎりぎりで次世代省エネ基準(等級4)をクリアする断熱性能です。今現在の省エネ住宅やZEHから考えると、断熱性の良い建物ではありませんので、エアコン1台で家じゅう快適というわけにはいきません。外気温が0℃までさがったこの日の日中は1Fでは床暖房、2Fの事務所スペースではエアコンを使用しました。
窓に関しては一部が木製建具で、ほどんどの部分はアルミ樹脂混合の窓枠にペアガラスを入れたサッシを使用しています。


外気温は1℃で、室温は16℃の北向きの寝室のデータです。この時点では無暖房でした。

まず、外部に面する壁
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室温と同じ、16℃です。


次が北向きの窓の前の障子です。
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13.7℃まで下がっています。2.7℃低いと体感的にもひんやりとした感じがします。



窓ガラスはどうでしょうか。こちらの窓にはアルミ樹脂混合の窓枠にペアガラスがはまっています。
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9.6℃です。室温より6.4℃も低く、温度自体もかなり低いです。
障子一枚あるだけで、ずいぶんと断熱効果が高まっているのがわかります。


続いて、市販の窓用断熱材『プチプチ』を引違窓の片側のみに貼っていたので、上の窓との比較です。
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9.9℃。残念ながら貼っていない窓面とそれほど差が出ていないようです。


実は『プチプチ』を貼ったのは1週間ほど前なのですが、その後同じように計測した結果はどの日も0~0.5℃程度の差しかありませんでした。

選んだ断熱用『プチプチ』は、市販品の中でもなるべく性能の高そうなもので、厚さ4mmでシートが4重になっているというもので、多少の空気層が断熱効果を発揮するかと思いましたが、どうも期待外れだったようです。
考えてみれば通常の断熱材は壁の中であれば100㎜以上、外張り断熱のものであれば薄くてもそれなりに性能のよい、密度のつまったものを使います。
価格が安いからといっても『プチプチ』に過度な期待は禁物、と考えた方がよさそうですね。


じゃあどうすればいいの?と思った方、次回の記事をお待ちください。



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by atelier-tsubaki | 2016-11-24 20:28 | 建物の性能・エコ・環境

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