『プチプチ』よりもお勧め 『プラダン』で窓断熱
2016年 11月 30日
冬の光熱費や快適性を考えると単板ガラスの窓の断熱性を上げるという考え自体は理にかなっています。
そこで、リフォームして内窓をプラスしたりすると効果抜群なのですが、そこまでするのは面倒だしお金もかけたくない、という場合にお勧めなのがホームセンターで手に入る『プラダン』を使う方法です。
『プラダン』は通常910mm×1820mmというサイズで売っています。
厚さは2.5mmと4mmがよく出回っていますが、断熱性や強度を考えると4mmがお勧めです。今回購入したものは1枚¥1,050でした。
窓枠に両面テープなどで貼り付ける方法もありますが、今回日中は簡単に取り外したいので、開口部にきっちり寸法を合わせて高さをカットして手前に障子のように立てかける方法をとりました。
カットするのはカッターで簡単にできますが、ホームセンターの工作コーナーで聞いてみたところ有料でカット出来ました。
家でカットするより手軽で、綺麗にで、しかも重ねて切れるので4枚裁断してたったの¥40でした。
半透明なので光は通すのですがそれでも部屋が暗くなるのと外が見えないので、日中はとりはずして内側に仕込んだ雨戸のような使い方をしています。
昼間家にいない時や取り外すのが面倒な時は、スライドさせて半分だけ開けても使うこともできます。
肝心の性能ですが、下のようなデータが取れました。
外気温 3.0℃ 室温 15.0℃ プラダン表面 11.6℃ 窓ガラス表面 8.5℃
外気温 8.0℃ 室温 16℃ プラダン表面 14.7℃ 窓ガラス表面 12.0℃
外気温 10.0℃ 室温 18.0℃ プラダン表面 15.5℃ 窓ガラス表面 13.8℃
1.7℃~3.1℃、ガラス表面より温度が高いのでガラスとプラダンの間の空気層が断熱効果を発揮していると考えてよさそうです。
こちらの窓は木製枠のペアガラスですが、ガラスの空気層が6㎜(通常は12㎜以上)で、気密性もあまり高くありません。
アルミサッシならまた違った結果になると思いますが、古い住宅やアパートにお住まいの方、試してみてはいかがでしょうか。
窓枠に立てかけるだけなら簡単に外せますので、『プチプチ』のように見苦しいこともありませんよ♬
by atelier-tsubaki | 2016-11-30 20:31 | 建物の性能・エコ・環境