カテゴリ:建物探索( 49 )

『マッピー』用ボーダー

長屋門の調査に行ってまいりました│柏市

先週の土曜日は、柏市内に現存している長屋門の調査に行って参りました。
千葉建築士会のメンバーとして地元の調査に参加させていただくことになったもので、柏の古い建物に関わるのは初めてなので楽しみにしていたものです。

長屋門とは、江戸時代によく建てられた門の形式で、左右に部屋のついているのが特徴です。
武家屋敷の場合は使用人の部屋として使われたそうです。


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今回の調査対象です。ご当主の維持管理が行きとどいた、立派な長屋門でした。



こちらは武家ではなく地方の名主さんのお屋敷になります。左右の部屋は米の貯蔵や作業場として使われていたそうですが、中央の扉の脇にある3畳ほどの小部屋は無双窓(縦張りの板が動いて開け閉めできる窓)がついていました。ここは、江戸時代には奉公人が夜寝泊りして番をしていた部屋だそうです。時代を感じます・・!

調査は建物や敷地の測定だけでなく、ご当主に建物の沿革や家業について伺ったりという聞き取り調査も同時に行います。
柏に引っ越す前には久喜市で同様の調査や聞き取りをしていましたが、今回の調査は柏やこの周辺の地域について、歴史的な背景も含めて知る良い機会になりそうです。




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by atelier-tsubaki | 2017-02-13 21:02 | 建物探索

『マッピー』用ボーダー

和風建築の魅力あふれるお屋敷│旧安田楠雄邸見学

千駄木にある旧安田楠雄邸は、大正時代に建てられた木造住宅です。
毎週水・土に公開されています。

http://www.national-trust.or.jp/properties/y-tei/y-tei.html#


先日の1月7日には七草粥のふるまいもあるということで、それも楽しみに見学してきました。

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玄関を入って1室だけ洋室があり、あとは和室が連なっています。


和室というと、畳があって襖か障子で仕切られていて、場合によっては床の間があって、と
皆同じようなものだと感じるかもしれませんが、
こちらの邸宅では、各部屋のコンセプトごとにすべて違うデザインでまとめられいます。
天井、壁、床の間、建具・・ それぞれが絶妙のバランスで纏められていて見どころ満載でした。


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洋室を出て廊下を進むと、次には和風の客間である斬月の間。
表千家宗家不審庵の書院「残月」の写しとなっています。
残月亭の写しは今までにもいろんな所でお目にかかりましたが、
書院でありながら堅苦しい感じが抑えられているような、おだやかな茶室らしさを感じます。

こちらはオリジナルと同じ京間10畳に付書院のついた形で、平面的にはだいたい同じ図面になるのですが
窓の位置や、床の間と書院の間に小壁があるなど細部が異なるだけでかなり印象が変わります。

床柱もオリジナルは角柱、こちらは北山杉の絞り丸太です。
畳の敷き方も違いますね。

オリジナルから変更した所を見て、人の動きや開口部との関係を考えてかな、
などと推測したりするのも面白いです。
また、内法(建具の入る鴨居下面の高さ)寸法や落とし掛けの高さでも
部屋の印象がこんなにも変わることを実感すると、
正解のない部分だけに和風建築はやはり難しいな、と感じます。


残月の次は茶の間です。
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こちらは床も踏み込み床で、親しみやすい家族団らんの雰囲気が感じられる部屋でした。
床の間のデザインなどもすっきりしていてカジュアルな印象、
そのまま新築の住宅に採用しても良さそうです。

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猫間障子から庭が見えます。外側にガラス戸などないので寒かったでしょう。
障子にネジ締り錠がついているのも珍しいです。


2階は2間付きの客間と予備室があり、階段も2つあります。
こちらは織部床のある予備室です。
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廊下側の欄間模様は茶道具などでよく見られる「つぼつぼ」。
ちなみにつぼつぼ模様についてネット検索してみたところ、千家によって微妙に違うらしいのです。
そこまで気にしてみたことはなかったですね・・。

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廊下もはさんで本格的な水屋もあり、収納も多くて使いやすそうでした。

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2階の客間は書院造で、安田邸で一番格式の高い座敷とのことです。
床の間、欄間、襖絵、どれをとっても繊細ないい仕事です!

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初めて行った旧安田邸ですが、こんなにも素晴らしい邸宅が見れて幸せでした。
お庭にも工夫がこらされているそうですが、今回はそこまで見る余裕がなかったので、
また季節を変えて、見学しに行きたいと思います。


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ご馳走様でした。





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by atelier-tsubaki | 2015-01-12 12:45 | 建物探索

『マッピー』用ボーダー

そら塾│古建築のアートスペース その2

2軒目は根岸にある『そら塾』さんです。

そら塾
http://sorajyuku.ciao.jp/

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入口がわからなくて30分くらいうろうろしてしまいました。
昭和初期の木造の3軒長屋です。



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玄関では猫のベルがお出迎え。
当初の雰囲気を残しつつ明るくリノベーションされています、
といっても最初の姿に戻すように直した所も多かったそう。



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2階は板の間と畳の座敷が一続きになっていました。 
昭和らしい和みの空間です。



この度は器を見せていただきつつ、夕方からはお酒もいただく会となっていました。
お料理は心から美味しいと思うものばかりで・・。


界隈には同時代の建物もあり、面白い一角になっています。

建物は昭和のものですから
歴史をやっている方から見れば古い部類には入らないかと思いますが
現役で使い続けられているのは今や貴重な存在ですね。

なんといっても新築では出せない独特の雰囲気があります。



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《ご馳走様でした》








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by atelier-tsubaki | 2014-11-25 00:43 | 建物探索

『マッピー』用ボーダー

康良居(やすらい)アトリエ│古建築のアートスペース その1

連休中、古い建物をリノベーションしたスペースに2軒お邪魔してきました。

1軒目は埼玉県加須市の駅前にある「康良居(やすらい)アトリエ」。
戦前の米倉庫をシェアアトリエに転用しています。
アトリエとしての歴史も30年を超えているそうです。


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部屋のサイズは大小あり、現在は彫金の作家さんなどが4部屋使っているそうです。
他にも倉庫になっている部屋が3、4部屋ある2棟続きの大きな建物です。



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天井が高いので使いやすそう。
トラスの木組みが良いアクセントになってます。




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この扉は作品かと思ったのですがオリジナルだそう。
閂の形と鋲がかなりかっこいいですね。




昨日は 「鞴(ふいご)祭り」 でオープンアトリエのところをお邪魔しました。
火を扱うアーティストの皆さんが集まっているので、毎年安全祈願を兼ね行っているイベントだそうです。
ふいご祭りについてはコチラ⇒https://kotobank.jp/word/鞴祭-615467


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アトリエの神棚にも鞴が祀られていました。



建物の方は大正期のものとか。詳細は未確認ですが構造的にもしっかりとしていて
震災でも大きな被害はなかったそうです。

こちらの建物、駅から徒歩5分の好立地でした!
そんな利便性もあり、借り手は世代、性別も様々な方々。
オーナーさんのご理解があってのことだと思いますが
このような形で活かされているのは幸せなことだと感じます。。






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by atelier-tsubaki | 2014-11-24 23:22 | 建物探索

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平林寺見学│埼玉県 新座市

先週の半ば、埼玉の建築士会主催の見学会に混ぜていただき、
新座にある平林寺に行ってきました。


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現在山門や仏殿は保存修理の最中です。

修理をしている工務店の方から建物の概要や修理履歴、今回の修繕の方法など
工事中ならではの貴重なお話を伺いました。

文化財ということでなるべくオリジナルの材料を残し
ダメになっている所だけをなおしていくとのこと、

今後100年を見据え、木材どうしを組み合わせる伝統的な継手仕口で修繕していました。

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縁側の古材 穴が開いたり、腐っている部分がある
柱の根本も部分的にシロアリの被害が出ているそうです



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傷んでいる所は接ぎ木して直す
接着剤も併用するが効果がなくなっても外れないよう、組手でつなぐ


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板も手間をかけて継手をつくり剥ぎ合わせる



境内は雑木林に囲まれていて、紅葉でも有名だそうです。


ちょうど良い季節にあたり、団体で見学する人たちや
一眼レフを抱えたアマチュアカメラマンでにぎわっていました。

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紅葉の写真は難しいですね(^_^;)


敷地の向いに建つお茶室、睡足軒も見どころでした。


このような機会があると楽しく学べますね。
主催の埼玉建築士会女性委員会の皆様、どうもありがとうございました。









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by atelier-tsubaki | 2014-11-23 00:08 | 建物探索

『マッピー』用ボーダー

佐倉の武家屋敷

佐倉では川村記念美術館のあと、市内の武家屋敷を見学。

町の中の一角に建物の建築年代が約50年ほどづつずれている

「旧河原家」「旧但馬家」「旧武居家」という三軒の屋敷が保存・公開されています。


佐倉藩の城下町だったという佐倉市、今では当時の遺構は残っていないそうですが

1981年ごろから調査を行い、

3軒の屋敷を移築・復元したとのことです。

武家屋敷のある一角は緑も多く、すがすがしい景観となっていました。


まず見学したのが「旧河原家」。一番古く18世紀後期の建設。

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中級武士の住まいだそうですが300石ということは中の上くらいでしょうか。



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柱・梁は民家に比べてずいぶんと細い感じです。

大きな土間にかまど。

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調度品なども展示されていました。


室内に長押がない簡素な作りでしたが、長押をつけていいのは千石以上、

三百石程度では座敷、居間、玄関の旧造のみ可、

それ以下では座敷でも不可、と制定されていたとのこと。

その他玄関幅は2間までとか、畳表のへりなどに関しても規制があったそうです。

封建制度から生まれた秩序が建物にも及んでいたんですね。




真ん中にあるのが「旧但馬家」。50年下って19世紀前期に建てられたそうです。

屋根にくっついているのはヨモギの束。端午の節句にはこうして軒から下げるのが風習であるとか。



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この建物は当初からこの場所にあったものの復元なので、庭や樹木、裏庭の畑など当時の生活の様子を一番良く伝えているようです。

庭に大きな木があり、菜園もあっていい暮らしをしていたように見えますね。

反面、家の中は部屋数も少なく、押入れや収納もほとんど見当たらないのが現代の和風住宅と大きく違うところです。



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こちらは内部の設備がリニューアルされて使用できるようになっています。

子供の日ということで甲冑を試着できるイベントに使われていました。

リアル甲冑、そこいらのコスプレより恰好良かったです。



三軒目は「旧武居家」、さらに50年くだり19世紀中期以降 建造。

一番小さな武家屋敷です。

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屋根はもとは茅葺。全体の形がユーモラスで武家、といった感じはあまりしませんね。


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90石のの「旧武居家」は間口2間の玄関をつけるのが許されなかったので、

玄関の間口1間半です。身近なスケールに感じてしまうのはそのせいかも。

江戸時代の武家屋敷はその大半が藩が所有し、藩士に貸し与えたもので

藩士は職務内容や俸禄に見合った住宅に住んでいた、とパンフレットにありました。

身分の変化で転居する場合も多かったとか。


今でいう社宅、それとも議員宿舎でしょうか。。


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土間と土壁の表情が美しいです。



三軒の武家屋敷、

門構えや庭のつくりも、豪華ではありませんが

全てに心が行き届いているようで気持ちよく見学させていただきました。

どうもありがとうございます。


佐倉市公式サイト http://www.city.sakura.lg.jp/0000000617.html








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by atelier-tsubaki | 2014-05-06 23:09 | 建物探索

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栃木の建築見学│佐野市立吉澤記念美術館・佐野市葛生伝承館

私の住む古河市からはほど近い栃木県の佐野市。

昨日は祝日なので少し足を延ばして

佐野市立吉澤記念美術館に行ってきました。


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水盤をわたって入口へ。屋根の水平ラインが美しいです。

こちらの美術館、若冲の『菜蟲譜』を所蔵していることで有名らしい。

ですが、

現在は京都で修復中。。

戻ってきての特別展示は11月1日から12月14日の予定です。


昨日は明治に日本画家、寺崎広業の作品と板谷波山の素晴らしい焼き物が展示されていました。

金沢に行った折りにちょうど魯山人の製作した看板を見たことから、伝記を読み、

明治大正期、昭和戦前の美術界の勢いに興味を持っていたところだったので

ちょうど良いものが見れました。


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別アングルから。



敷地内に緑も多く気持ちの良いところでした。

例によって他に来訪者はなし。これだけのものがあっても地方は厳しいですね・・。

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さて、ついでにお隣の佐野市葛生伝承館へ。設計は美術館と同じ芦原太郎建築事務所。

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シャープな切妻屋根。抑えめな表現で周囲に溶け込むよう。



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エントランス周りにはフレスコ画がありましたが、まだ製作途中みたいですね。

この辺りの山で石灰を産出することからセメント事業が盛んなそうで、フレスコ画もその象徴らしいです。

何年もかけて気長に製作していくつもり?なのかな。

とても色彩が鮮やかで一見の価値ありです。完成したところが見たいですね。


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伝承館内部は5月人形や兜が展示されていました。

季節ごとに展示は変わるそうです。ちなみに、こちらは入館無料でした。



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サイドから。



以上、栃木県佐野市の建築見学でした。

佐野アウトレットからは車で30分の距離。他には、佐野ラーメンが有名なところです。




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by atelier-tsubaki | 2014-04-30 10:24 | 建物探索

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加賀藩武家屋敷野村家 茶室編│北陸建築旅

加賀藩武家屋敷野村家 茶室編です。

前回の記事 加賀藩武家屋敷野村家│北陸建築旅 の続きになります。



濡れ縁を通って一旦外にでると、先ほどまでの『真』の雰囲気がガラッと変わって『草』のやんわりした感じになります。



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階段を上っていくと、その先にも坪庭が。そしてまた灯籠が。

灯籠なくして庭はなし、とでも言うべきか、ともかく灯籠三昧です(笑)。


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各所に配された庭、表側の庭園と比べると本当に小規模なのですが、詫びた感じのしつらいにほっとするような・・。

お茶室へのアプローチの演出、心憎いです。




入口の引き戸は網代と障子の組み合わせた建具。他であまり見ない意匠ですね。

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こちらは控えの間。踏み込み床があり、竹を刺し違えたような落とし掛けが印象的です。

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雪見障子も書院の方と比べるとずいぶん枠が細い。

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天井は真菰、垂木は煤竹です。

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4畳半茶室、壁床の小間。

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壁ちりの小さい、柔らかい空間ですが、紙の白さがきりっと引き立ちます。

細い壁見切りがまわっており全体的にモダンな印象です。


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天井がすごいことになってました。桐の板に神代杉を重ねた、レイヤードスタイルです。

押縁の松はまっすぐに育てるのが大変なものをあえて使う、とは前日の成巽閣の茶室見学で教わったばかりの知識です。

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垂木は皮を剥いた小丸太(北山丸太?)と皮付きの丸太を交互につかう凝りよう。


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庭の全景が見渡せる明るい茶室は、求道的な茶道というより、むしろ社交の場としての意味合いが強かったのかも。

乙な材料に囲まれた楽しくなるお茶室でした。



こんなさりげない壁床、こじんまりしてちょっといいな、と思います。

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by atelier-tsubaki | 2014-04-20 16:39 | 建物探索

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新潟の名建築 谷村美術館│北陸建築旅


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北陸の旅行も終わりに近づいてきました。


金沢を離れ、糸魚川に。

木彫芸術家 澤田政廣の作品群を展示した谷村美術館が今回の最終目的地です。

今回初めて訪れましたが、巨匠、村野藤吾の最晩年の作品としても建築好きの人には知られています。


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シルクロードの遺跡、敦煌の石窟寺をイメージした建物。木造の屋根のかかった回廊を通り、館内に入ります。

内部は彫刻1体につき、1つの部屋が割り当てられたつくりで、特殊な形の外観は、内部に様々な形で自然光を取り入れるためでもあります。

彫刻をどのように見せるか、そのためにどのように光を取り入れ、反射させるのか、

その工夫を後から美術館スタッフの方の解説でお聞きしました。

そのアイデアや効果は本当に素晴らしいのですが、最初に館内を周る時には知識のない状態で見るのがおすすめです。

後から解説を聞いた時の感動が2倍になります045.gif



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たまたまなのか、他に人も見当たらず、彫刻1体1体と対話するような時間を過ごすことができました。


澤田政廣のつくる仏像は、近寄りがたい感じはなく、

生き生きとした生命力にあふれ、時にユーモラスで、

また包み込むような暖かさを感じ、見ていて飽きることはありませんでした。


なによりも像が佇む姿が美しく、

美術館としての建物のありようも素晴らしいと思いました。



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2時間くらい一人でじっくりと鑑賞できたのは幸運でしたが・・

資金難で一度は閉鎖したこちらの美術館、もっといろいろな人に訪れてほしいものです027.gif

谷村美術館HP




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加賀藩武家屋敷野村家 茶室編│北陸建築旅

北陸建築旅編、今回で終了です。







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by atelier-tsubaki | 2014-04-20 16:39 | 建物探索

『マッピー』用ボーダー

加賀藩武家屋敷野村家│北陸建築旅

金沢市内、次は長町武家屋敷跡に。

古い建物を活用して情緒ある町並みを再現し、観光化に成功している金沢市。

伝統的な町並みとしては、ひがし茶屋街など有名ですが、今回は今まで訪れたことのない地域に行こう、ということでやってきました。

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もともとは上・中級藩士の住居地だった地域だとか。

内部が公開されているのは、武家屋敷跡野村家
前田家の直臣、野村伝兵衛信貞家は禄高千石から千二百石と累進して、代々各奉行職を歴任した、由緒深い家柄である。
案内パンフより転記



こちらの武家屋敷ですが、入口から想像した以上規模が大きく、構成も入り組んでいます。

相当に財をつぎ込んで普請したらしい建物は、各所に贅沢な材や細工を配し、
武家の中でも相当な財力を持っていた様子。

襖絵は狩野派の作。庭園は遠州好みの『真の庭』の代表的なものとして高く評価されているそうです。

時代劇に出てくる江戸の下級武士とは全く格が違う・・!



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漆塗りの書院。金色の襖との配色バランスが絶妙。



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こちらは昭和初期に移築された、上段の間。
北前船船主の豪邸の一部だったそうで、使われているのは黒檀、紫檀、総檜づくりです。




また、高低差を活かした庭園には疎水が引かれ、要所に名石や春日灯籠が配置されたこれまた見事なつくり。

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濡れ縁の下に水を引き込むのは、前日に見た成巽閣の茶室前の造園手法と通じます。



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灯籠の数が多いのも京ともまた違った、加賀独特の文化でしょうか。

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参考までに配置図を。

今回の記事は右下玄関から入り、矩手に曲がっている濡れ縁まででした。
野村家 茶室編へ続きます。

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by atelier-tsubaki | 2014-04-20 16:38 | 建物探索

『マッピー』用ボーダー