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1年点検

昨年竣工した住宅の1年点検のため、川越まで行ってきました。

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外壁の板がいい感じに色づいてきました。青い空に良く映えます。



# by atelier-tsubaki | 2016-02-13 23:16 | +暮らしを繋ぐ 古民家と木の家

『マッピー』用ボーダー

若手を育成するベテラン大工さん

杉戸の現場では、大工は若手とベテランの4人体制で進めています。

「昔のやり方も見ておいてな~」と、さりげなく若手を指導する、ベテランの加藤さん。

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経験、知識とも豊富な頼れる存在です。


棟梁の高橋さんとは、もう5件目のお付き合いになります。

何か不具合が出そうな場所は、私が気づく前に指摘してくれるありがたい存在です。

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いつも古材や丸太ばかり扱ってもらっています。


今回の計画では階段位置の変更の他、大幅な間取りの変更があります。

既存部分と新規の部分の取り合いなど、図面では表現しきれない部分も多く

現場に呼ばれることも増えてきました。

リフォームなので、想定したところに梁がなかったり、事前の予測とずれている部分もあったりで

寸法どおりに物が出来ていく新築よりも手間がかかります。

それだけに現場でアイデアを出しあって、綺麗に仕上がった時は嬉しいものです026.gif

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天井裏は古い梁と新しい梁が混在しています。

リノベーションらしい魅力があるので、ちょっと隠してしまうのが惜しい気もしますね。


階段に取り掛かっています。
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# by atelier-tsubaki | 2016-01-30 22:35 | +築50年 木造住宅の耐震リフォーム

『マッピー』用ボーダー

急ピッチで工事進行中│築50年 木造住宅の耐震リフォーム

昨年生まれた娘もそろそろ生後5カ月になります。

年明けから少し仕事量を増やし、週2回くらいは外出も出来るようになってきました。

これは、子供の生活リズムが整ってきたということもありますが、

一緒に面倒を見てくれている同居の義母のおかげでもあります。

もうしばらく・・ あと3,4年はこのままお世話になるつもりです!


さて、杉戸町の現場です。

耐震補強としては、基礎コンクリートの増し打ち、土台や柱の追加、梁の補強が終わり、

今までなかった耐力壁の施工もほぼ終わりました。

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既存の間取りは、田の字に配置された部屋が襖・障子で仕切られていました。

和風住宅に良く見られるタイプですが、壁が少なく開口部が大きいのが耐震的にはどうしても不利になります。

今回のリフォームでは、ほぼ開口部だった南側にも壁を設け、

見えない部分にも梁や火打ち梁などかなり追加しています。

柱も既存のものより太い、4寸角の桧、杉を追加しているので見るからにがっしりとしてきました。


急ピッチで工事進行中│築50年 木造住宅の耐震リフォーム_b0274159_22415807.jpg


先週からは内部の間仕切り壁の工事が始まっています。

こちらの事務所でも、仕上げ工事に向け詳細な図面を画いて大工さんと打合せたり、

床の間や玄関周りなど、見えてくる部分の材料を選んだりと、

現場に遅れないように慌ただしくしております。

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新しい玄関の式台になります。


今までは住宅規模の場合、大工さん1、2人のことが多かったのですが今回は4人体制、

いつになく進行が早いのです。

来月にはかなり形が見えてきそうです。





# by atelier-tsubaki | 2016-01-22 23:08 | +築50年 木造住宅の耐震リフォーム

『マッピー』用ボーダー

本年もよろしくお願いします。

明けましておめでとうございます。


年末は打合せなど慌ただしく大掃除も出来ずじまいでしたが、

お正月3が日に換気扇の掃除や洗車など済ませ

すっきりした気分で仕事はじめを迎えました。


リフォーム現場は7日から始まっています。

耐震性を高めるために、木造の構造補強をしています。

本年もよろしくお願いします。_b0274159_09505577.jpg
柱や梁を構造的に弱い部分に追加し、さらに
筋交い(柱と柱の間入れる斜材)で補強していきます。



現場はベテラン大工が2人、若手が2人の4人体制で

どんどん進んでいきます。


本年もよろしくお願いいたします!


# by atelier-tsubaki | 2016-01-11 09:55 | お知らせ

『マッピー』用ボーダー

耐震補強 基礎工事

埼玉県の杉戸町でやっている、リノベーション工事の現場からです。


耐震補強の設計を行うのにあたり、建物の基礎をどうするかは悩みどころです。

まず、建物が建っている状態で行うので、新築のようにまっさらな状態と違い出来ることが限られます。

加えて既存の基礎の状態によって、どの程度の補強をするのか考えなければなりません。

場合によっては曳家(建物を一旦持ち上げて動かすこと)をして

新しい基礎をつくることもありますし、

基礎はそのままにして、金物の追加のみで済ますこともあります。


工事の中でも大きくコストの絡んでくることなので、

総予算からのコストバランスを考慮しつつ

目標とする耐震性能を満足する方法を選択します。



今回のリノベーションでは、耐震診断で ”一応倒壊しない” とされる、

上部構造の評点1.0以上を目標としています。


そのための基礎の補強は、

既存コンクリート基礎が鉄骨が入っていない無筋の基礎のため、

鉄骨の入った新規の基礎を既存基礎の内側から添え、

双方を一体化して強度アップをはかることにしました。


施工の模様です。

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既存の基礎に沿って土を掘り、新しい基礎をつくります



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建物内部なので掘削、転圧など手作業で行います




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新しい基礎は鉄筋の入った、
新築と同じような基礎になります
古い基礎には鉄筋を差し込み新しい基礎と一体化します



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内部の土の上にはビニールシートを敷き、
防湿コンクリートで覆います
強度アップとともに、建物を湿気による腐朽やシロアリから守ります




現場では強度的に不安のある梁をサイズの大きいものに入れ替えたり、

筋交い(柱と柱の間に斜めに入れて構造を補強する部材)を設置したり

といった木造の軸組の補強工事も行われています。

見るからにしっかりとした構造になっていくのが感じられます!










# by atelier-tsubaki | 2015-12-15 00:02 | +築50年 木造住宅の耐震リフォーム

『マッピー』用ボーダー